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2014.06.16

韓国を代表する宮廷の神髄「昌徳宮」

韓国を代表する宮廷の神髄「昌徳宮」

                     昌徳宮の宣政殿と複道閣                                      仁政門                                             

昌徳宮は、1995年に石窟庵や仏国寺、宗廟と共に韓国で初めてユネスコ世界遺産に指定されました。ソウルには昌徳宮の他に、景福宮、徳寿宮、昌慶宮、慶熙宮など500年の歴史を誇る朝鮮王朝の5大宮廷があります。その中でも昌徳宮は朝鮮王朝の始まりと共に建てられた景福宮に続いて2番目に建てられた宮廷です。景福宮は朝鮮を代表する宮廷であり法宮(王の住む宮殿)で、昌徳宮は戦争や災難で景福宮を使用できないことを備えて建てられた離宮です。しかし、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)が起こったときに、景福宮は火に焼け、1868年に高宗(1852-1919)によって再建されるまで廃墟となり放置されていましたが、昌徳宮は壬辰倭乱以降に修復され、1926年に朝鮮の最後の王である純宗(1907-1910)が王の座を退くまで宮廷の機能を担っていた朝鮮王朝の中心舞台でした。また、地形を人為的に変えることなく自然がそのまま保存されている宮廷であるという点が注目のポイントです。

現存する宮廷の正門の中で最も古い敦化門と、600年の歳月が過ぎた錦川橋を通り過ぎると本格的に昌徳宮の建物が見えてきます。最初に目にするのは仁政殿という昌徳宮の正殿(宮殿の中心をなす建物)です。仁政殿は臣下達と共に朝礼式が行われた場所であるだけでなく、王の即位式や結婚式、外国使臣との接見の場として使用されました。仁政殿の前にある広い庭は朝礼が行われた庭という意味があり、朝廷と呼ばれます。薄石(地面に敷く薄くて平べったい石)を敷いて、文武百官が身分によって立つ位置を示す従九品から正一品までの18段階に分けられた品階石が東西に12個ずつ立てられています。仁政殿の他に、王が執務を行っていた宣政殿と煕政堂や、王と王妃の寝室であり、王子や王女が誕生した大造殿の順に見ることができます。


                                                          楽善斎の裏庭の様子

昌徳宮の後苑に行く途中には楽善斎があります。昌慶宮に隣接する楽善斎は、第24代目の王である憲宗(1827-1849)の書斎兼居間として使用されました。2014年からは楽善斎の裏庭が一般開放されているため立ち寄ってみると良いでしょう。楽善斎の裏庭は、高い位置に建てられていることを利用して作られた花壇と石の塀があり、春になると梅の花、ユスラウメ、シャクヤクなどの花が美しく咲き乱れます。


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